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松島歯科医院

2007/11/4 日曜日

保険を請求している先生なら、しばしば経験することと思うが、実態どおりの請求点数を見てがっかりさせられる。たとえば、抜歯か保存か悩む歯に対して、歯科医であれば、できるだけ保存に努めるであろうが、保険医としては、歯肉が良くなるまでの期間、請求できる点数がなくなってしまい頭を悩ますだろう。抜歯してブリッジや義歯にした方が経営は楽になると悪魔が耳元で囁く。東京では、新規に開業した数を閉院した数が上回った。今の保険制度では、歯科医として理想的な治療をしようと思っても、妥協的な治療方針に変更せざるを得ない。では、何故なのか?ひとつは、疾病保険だから処置には金を払うが、予防や管理には低い評価だということ。もうひとつは、現場の声が反映されていないということだ。保険制度のあるイギリスやドイツでも制度によって治療方針が変わってしまうのが現状である。 しかし、日本の保険医は、医療人としてのプライドが高いので、WHOのデータによれば、安い金額で一番いい治療をすると評価されている。そのことを一番象徴した出来事が、今年に入って3件起きた。保険治療が適正に行われているかどうかを調査する監査を前にして命を絶ったのだ。1年に3万人を超える自殺者数からすればわずかな数かもしれない。保険医としては不適切な所があったかもしれないが、歯科医として多くの人の痛みを救ったことは間違いない。そんなことを考えると、一刻も早く保険医と患者さんが満足する制度を作らなければ、犠牲者は益々増え続けることだろう。仲間の死を無駄にしないためにも私は、次の5項目を行政に要望したい。

    保険医が保険治療だけで生計が成り立つこと

    患者さんに堂々と説明が付く点数制度であること

    難易度と時間給をできるだけ考慮すること

    歯の寿命を延ばす治療を評価すること

    国営のモデルクリニックで理想の保険治療を示すこと

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